朔とRの関係性

朔とRは、二人で生きてきた。その二人の過去を聞いた私が残しておこうと思います。

昔の朔とRの心

朔とRは、誕生してから、お互いの存在を知らずに過ごした期間はおよそ7年間。

二人が向き合ったのは、治療の段階で、医師によりあわされたと言っています。

お互い別々の記憶と別々の思いを持ち、決して交わることがなかった心と心。

今では、兄弟のようにうまく共生できていますが、最初はそうもいかなかった・・・。

私と出会った頃は特に荒れていました。

Rは、人のために何かを捨てて守りたい

当時の朔は、全てが鬱陶しく、全てに対してイラつき、嫌悪し、常にケンカ腰で人を遠ざけていました。

当時の彼らは、表と裏の関係性を持った状態だったのかもしれません。

今の朔とRの心

彼ら二人が心を許している人間は、ごく少数でした。

奥さんと私、そして、Rの親友T。医師ですら拒絶されていました。

向き合った二人は、意識の中で、幾度となく喧嘩したそうです。

どちらが生きるか、それとも、人生を終わらせるか。

全く性格も何もかもが違う二人。平行線の状態は数年続いていました。

大きく変わったのは、私が離れた2008年と親友Tが死んだ2006年。

Rの時間が減り、朔の時間が増えていた時期です。

Rは、この時から、人が幸せに生きるためには、自分がいないことが一番いいと、口にするようになりました。

守るためなら、自分の人生なんていらない、心なんていらないと。

そんなRを見て、朔が変わったようです。Rが苦しむことじゃないと。

二人とも不器用で、いつも不安定。だけど、必死に生きようとしてた。

そんな二人は、私をいつも、何も言わず、笑って見守ってくれていた。

離れていった私を攻めもせず、自分勝手にやって、傷つけても、二人だけは私を責めなかった。

私は朔と、Rを救うと、約束しました。

(今となっては、その約束を果たすことができず、彼はいなくなってしまいましたが。。。。)

きっと世界のどこかで生きていると、信じています。