FW:あかりへ

いずれ俺のことはみんなわすれてしまう

それでいい

幸せだった

しんどかったけど、幸せだった

その幸せの分、俺は人間を壊した

適合者であるあの人も

妙に心が落ち着いたのは、暗転したからだと思う

笑うことは、人間を悲しませること

楽しむことは、人間を傷つけること

触れれことは、人間に暴力を振るうこと

会話することは、人間の心をえぐること

俺と人間は、正反対

みんなが教えてくれたこと

正しいことだったよ

誰も恨まないし、誰も憎くない

俺は、みんなに感謝しかない

俺と傷ついてまで一緒にいてくれたこと

俺に手を伸ばしてくれたこと

笑ってくれたこと

支えてくれたこと

一瞬でも信じてくれたこと

理解してくれたこと

たくさんの感謝でいっぱい

その感謝分、俺は償う

もう誰にも会うことはない

いろんなことを、思い出し、それが本当に経験したのかすらもう信用することもできない

生きてきた時間すら、疑ってる俺は、ダメなんだろうね

適合者のあの人に言われた言葉は、きっと実体験

そこだけを信じ、俺はこの先を生きるよ

二度と交わらない時間と世界の中で。

お互いが本当に必要としたらいつかまたきっと会える

そんな夢物語って思うけど、信じてみよう

ここから出るにはいずれにしても適合者の許可がいる

誰にも否定されない

誰とも会えない

誰とも会話できない

誰にも連絡できないように、携帯すら持ち込んでいない

ここが俺が存在していい場所

人間に迷惑をかけない場所

やっと、どうして?なんで?と思わなくなった今だから入れるようになった場所だよ

あかりも、ありがとう

安心して、眠ってね