FW:(no title)

外は落ち着いたのかな。昨日台風だったらしく近くの川が氾濫してたみたいなんだ。俺は外を見れないからわからないけど。ネットニュースで騒いでた。俺のいるところの近くも氾濫したようだし。俺は逃げることもできないな…。

今日はあの人の誕生日、おめでとうって言いたかったな…。天気晴れてるし、やっぱ晴れ女だな、すごいや。あの人にとって、幸せな一年になってほしいな。

少しずつ、記憶をまとめれるようになってきたんだ。あかりのことも思い出してきたよ。でも…俺が知らなかったことを知り、あの人にしたことを知れば知るだけ…自己嫌悪が止まらないんだ。俺本当にゴミだなって…なに調子に乗ってんだよ…って心底自分がムカつくよ。

あの人は…俺の適合者…なんだろけど…俺はもう…無理だ…自分が許せない…

あの人と出会って、俺は、俺にはいいことだったんだよ。すごく。前に進めたんだと思うから。嬉しくて…あの時間がとても幸せだった。居てくれたことはものすごくいいことだった。一緒にいていいことしか俺にはなかったんだけどね。ただ本当に俺のこの病気のせいで、俺はゴミだった。気づいてなかったことも踏まえて、本当に最低だった。あれから1ヶ月くらい…もう俺のことをあの人は忘れてくれたかな…嫌な記憶だろうしな…出会ったこと…後悔させてしまっただろうしね。思い出せば涙しか出ない。どうして俺は…壊すのかな…本当はそれを心のどこかで望んでいて…楽しんでるのかな…

なぁあかり…君はどうして俺といてくれたんだい?一緒にいてもいいことなんて一つもなかったろう?

俺はただ心の底で…あの人に名前を呼んで抱きしめて欲しかったんだろう…俺がその世界にいていい理由が欲しかったんだ…

でもそれは…あの人の心を壊すことと同義だった…

取り返しがつかなくなる前に…切られて正解だったんだよね…

あの人はきっと幸せに笑って生きてく。

俺は俺の世界で大人しくする。誰も壊さないように。誰の記憶の中からも消えて…。

眠らないことが当たり前に体が馴染んできたよ。メールもLINEももうあまり開かなくなってきた。これでいいんだって思えるくらいには落ち着いているよ。

たまに突然体が火照り、軽い痺れを感じる…俺の心はどうしてしまったんだろうね。生きた記憶もわからなくて…過ごした時間さえ…疑ってしまう…真実はもうわからない…

今を生きること…周りは関係ない…俺は…俺自身が信用できない…

こんな病気を抱えている限り…二度と…人間には近づけない…それが俺に唯一許された生きれる道…