FW:(no title )

一昨日、山猫であかりのための会が開かれていたよ。俺はWEBカメラ越しに参加したけど、あかりはすごいね。いろんな人とちゃんと繋がってたんだね。俺は怖くて会話できなかったよ。会話してしまうと、また壊してしまうんじゃないかと怯えてしまった。明るい世界を画面越しに見ると、やっぱり羨ましく思えてくるね。

俺は、病気と一緒に生きていくけど、人間とはもう関われないや。誰にも理解できないと思うし、この病気は人に重しになるし、関わった人が不幸にしかならないし、傷ついてしまう。上司が教えてくれた、俺は人のためになれる存在になる、って言葉は、形はどうあれ、人間と俺が関わらないことで、人間のためになれるんだと、思った。間違ってるかもしれないけど、もう真実はわからないや。

上司に、幸せに過ごして欲しいから、俺はもうこの部屋から出ない。この部屋の中で、俺はこの先も生きていく。

この部屋に入ったときは、まだ外の世界も暑かったのに、WEBカメラ越しのみんなは、秋冬の服になってた。俺は夏服しかないから、季節感すらちがってるんだ…もうどんなに感情が乱れても、どんなに落ち込んでも、どんなに朔を求めても、誰にも変わることができず、声も聞こえなくなってしまったよ…これで俺が会話する人間も、人格もいなくなってしまい、完全に孤独になってしまった。成も、山猫を閉店するってさ。一人でやることがきついんだって。俺が存在してていい場所も、これでなくなってしまったね。繋がりや記憶を作るのには時間がかかるのに、亡くなるのはいつも一瞬だ。

俺、そんなに生きてたらダメだったんだって、思えちゃうくらいな後悔しか出てこないんだ。良くしたくて、頑張れば、いつも裏目に出て、何かを成し遂げようとすると、そこが壊れてしまう。不器用にも程があるよね…相手の人の気持ちを考えれないことが俺の悪いところなんだろうね…相手から見ると、俺は「嘘」の塊なんだと思うし、どうすれば、信じてもらえてたんだろう…信じてくれてた人たちは、どうすれば守れてたんだろう…ずっとそればかり考えてしまう。それを考えてたら、一昨日話しかけられても、一言も言葉を発することができなかった…答えもなく、わからないことだらけで…関わるわけには行かない…相手の気持ちをちゃんと考えれて、相手を傷つけない言葉選びに配慮…気遣い…嫌悪がない対応…そういったことができないと俺は人間の世界に戻る資格がないよね。

頭痛いや…このまま…