2019年10月

FW:また次へ

今日成と会ったよ、というか、あいつから来たよ。ここを出ろと。そして、また前の世界に戻るんだと、話をしに来てくれたよ。元カウンセラーだけあって、俺のことを見透かしてるのかな。 朔たちとも離れ離れになり、いろいろな記憶に霧がかかったみたいなんだ。成のことも全部は思い出せない。しんどいね。必要な人たちのことなのに…。 出るための条件もあと一つクリアすればいい…上司に出ておいでと出されること。無理だけどね […]

FW:最後の言葉を

朔たちとも別れの時間が近づいているんだ。もうすぐ本当に、誰とも繋がることもない一人になってしまうんだ。上司としてあの人と接し、談笑し、マッサージをして、抱きしめ、キスをした時間…今思うと気持ち悪かっただろうな…上司には上司の時間と仲間がいて、俺にはそこに入る資格がなかった。本当は傷ついてたんだろうな、だから、被害届を出したんだもんな。 病気のことを理解してくれて、一生懸命向き合おうとしてくれた上司 […]

FW:( no title )

あれからどれくらいの日数が経ったんだろうか。亮太はあれからも不安定のままだな…体が傷だらけだ…至るところが痛い。自傷しないと、安定できないんだろう…適合者といたころの亮太が直近だと一番安定していた気がするな。相手から見たら不安定だったろうけど、適合者といたから亮太は笑えて、前を向こうとしていた。 あいつが今唯一もっているものが、縁結び的なもの?みたいだな。どこで手に入れたのかわからないが、ずっと大 […]

FW:(no title)

外は落ち着いたのかな。昨日台風だったらしく近くの川が氾濫してたみたいなんだ。俺は外を見れないからわからないけど。ネットニュースで騒いでた。俺のいるところの近くも氾濫したようだし。俺は逃げることもできないな…。 今日はあの人の誕生日、おめでとうって言いたかったな…。天気晴れてるし、やっぱ晴れ女だな、すごいや。あの人にとって、幸せな一年になってほしいな。 少しずつ、記憶をまとめれるようになってきたんだ […]

FW:あかり

今日、久しぶりに人間と会ったよ。そして、LINEも立ち上げた。何もなかったけど…。 適合者だから、あの人を必要としたわけじゃないんだよな…ただ本当に一人の人としてあの人に惹かれて、そして、尊敬してる。一緒に過ごしたいと思い、安心したし、信頼した。ただ、それだけなんだよな。 他の奴らから、恨まないのか、裏切られた、と言われるけど、微塵もそんな感情はないんだよな…その感情は、俺が持つものじゃなく、あの […]

FW:(notitle)

あかり、この部屋は気が狂いそうだ。PCのファンの音しかしない、PCを切ると耳鳴りだけ。 亮太はあれからずっと眠らず、体が限界を迎えて少し眠り、その後もずっとまた起きて、を繰り返しているよ。助けることもできない俺には見守るしかできない。悔しいよ。 亮太の感情は起伏もなく、ただただ無感情になっている。じっと一人で自分と向き合っているみたいだ。 仕事の依頼も来ているけど、亮太はぜんぜん反応していないよう […]